後藤則敬の定年後は写真三昧

毎日が休日

大手企業を定年まで勤めあげた後藤則敬は、まぁまぁ生活できる年金を手にして自由な生活を送るようになりました。
厚生年金は生活費として、在職中と同じように妻に一任しています。
ただ、会社の業績が良いので、けっこうな企業年金を小遣いとして使うことができています。
在職中は忙しい仕事についていた後藤則敬にとって趣味に時間を割くのは難しいことでしたから、仕事以外の時間といえば子供を連れての外出や旅行、あとは付き合いゴルフに費やすくらいでした。
定年退職をしてみれば子供たちはすっかり大きくなり、それぞれ自分の家族と時間を過ごしています。
妻も忙しい夫が相手をしてやれなかった間に、趣味の仲間を作って昼間に外出をすることが度々あります。
妻の趣味の仲間は自宅にも来ることがあるので知らない人でもないし安心はしていますが、妻の趣味の押し花を後藤則敬がするわけにもいかず、仲間に入って一緒に楽しむというのは無理があります。
かといって毎日ゴルフではさすがに小遣いが悲鳴をあげそうです。
現役時代は休日は貴重なもので、定年退職して毎日が休みになればどんなに良いだろうと夢見ていましたが、いざ現実になるとなかなか厳しいものだということがわかりました。
妻にしても一日中夫が家にいるのは嬉しいことばかりではないようです。
家事も手伝える事はしますが、何しろ仕事人間だったので何をするにも不器用でかえって邪魔をしているようです。

孫が生まれての写真をとりました

後藤則敬にとって長男に女の子が生まれたのは楽しいことでした。
赤ん坊の顔は連れてくるたびに変わっていくので記念に残したく、また別に住んでいるので会えないときにせめて写真でもあればと思い、ちょっと良い一眼レフを買って撮影をすることにしました。
この写真が後藤則敬が予想したよりはるかに評判が良かったのです。
赤ん坊のちょっとした表情の変化をとらえるのが上手いようです。
とても可愛い写真だと言って長男は喜んで自宅に飾り、写真が目当てのように度々子供を連れて後藤則敬の家に来るのです。
妻もとても褒めてくれ、大きめに伸ばした孫の写真を飾って喜んでいます。
今までゴルフ場にカメラを持って出かけることはなかったのですが、会員になっているゴルフ場は富士山が見えるとても景色の良い場所にあるので、良いカメラも手に入れたことだし車に一緒に乗せて行くようになりました。
はじめは富士山を撮りたい気持ちばかりでしたが、次第に行き帰りにも写真に撮ったら良いだろうと思える場所が目に付くようになり、撮影枚数が徐々に増えていきました。
同じ景色でも太陽の加減や、撮影する角度、季節の変化で驚くほど違う表情を見せてくれます。
最近ではゴルフが目的なのか写真が目的なのかわからないようになりました。
また、カメラ雑誌で見た美しい風景に惹かれてゴルフ抜きで撮影に出かけることもあります。

妻の専属カメラマン

後藤則敬があちらこちらへ出かけて撮った写真を飾っているのを見た妻の趣味の仲間が写真を褒めてくれました。
そして、押し花の作品を写真に撮って欲しいと言い出しました。
押し花はそれだけで作品として額に入れて飾ることができるので、写真に撮ろうとは後藤則敬も妻も考えてはいませんでした。
しかし、妻の仲間はブログをしているので、そこに載せるには写真が必要なのだそうです。
自分でも撮って載せて見たけれど、どうしても押し花の良い雰囲気が出ないので後藤則敬に撮って貰ったらどうだろうかと考えたようです。
これは上手くいきました。光線の微妙な違いで押し花もレベルアップしたように見えます。
それを見た妻が自分の作品も撮ってくれと言ってきました。
妻はブログはしませんが、写真に撮ってアルバムにしておくと友達に見せるのに便利だということでした。
妻の押し花の作品を撮影するのはなかなか楽しい時間になりました。
光線の角度を変えたり、光の量を変えたり、時には光の色を変えたりして、一つの押し花の作品が色々な表情を見せるのに夫婦でああでもないこうでもないと時間を忘れています。
もちろん今でも一人でふらっと風景写真を撮りに出かけることもありますし、孫の成長記録も続けて撮っていますが、妻との新しい時間が持てるようになったのを喜んでいます。

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